2010年09月

2010年09月29日

増殖

柔肌には 光り輝く金属が似合う

よりその肉体を輝かせるために 傷をもいとわない女に心打たれる

痛みの奥にある "快楽の壺" に その先端が触れる

しかし 痛みは感じていない

脳内での "変換プログラム" が機能しているのだ

柔肌へのダメージは決して少なくは無い

真紅の液体が 乳房の頂点から一筋に伝い落ちていく・・・

そして 細胞の一部が共有され 増殖していったのだった



tetsu


fukuoka_sm at 16:02|PermalinkComments(0)未分類 

開いてみることにしよう

美しさを理解すると言うことに於いて

"客観的な感覚" は 重要である

しかし 被写体においては 理解しているか否かは問題ではない

そこから発する "光の濃淡" を

瞬時に判断し レリーズしていく

右手の人差し指が その瞬間をフリーズする

そしてその信号は 時速40万キロでデジタル回路を経由し 淡々とメモリーされていく




さて 開いてみることにしよう





tetsu


fukuoka_sm at 15:45|PermalinkComments(0)未分類 

新たな到達点

一通りの経験はしてきた

許容に限界は無い ・・・はず

そう思ってきた

しかし決して "聞かれてはいけないもの" "見られてはいけないもの"

それがあったのだ

その接点に 触れられたとき

"恥じらい" は限界点に達し それは 快感へと変換され

女は新たな "到達点" を手にしたのだった



tetsu


fukuoka_sm at 15:20|PermalinkComments(0)未分類 

2010年09月24日

知性

人は 危ういバランス で生きている

"一喜一憂"

喜び 憂う この繰り返し

多種多様な表現があるのは 誰でも知っている

難解な表現に 知性は無い

削ぎ取った 音 色彩 に 感情は移入する

まずは 己が削ぎ取ること

そこから 知性は開花するのだ



tetsu


fukuoka_sm at 12:34|PermalinkComments(0)未分類 

羽化

静かだ・・・

レリーズの音と 踵の先端の音とが重なっている

内面の激しさを秘めた 限りなく優しい笑顔

どこにあの激しい感情がプールされているのか・・・

レリーズを重ねながら 紐解いていく

薄皮を剥ぐように 感情が表出し 表情に転換していく

なんと美しい変化(へんげ)なのだ・・・

まさに "羽化" と呼んでもいいだろう



tetsu


fukuoka_sm at 12:23|PermalinkComments(0)未分類