2010年01月

2010年01月23日

無意識

一人の人間の中には

自覚的性指向 と 先天的性指向がある

それを認識しているのか

無意識のまま死を迎えるのか

99パーセントの労働者階級のほとんどは先天的性指向に気付く事無くこの世を去っていく

一部の人間に多大な利益を産むキャピタリズムは 性的発展を一部のものとし 性をマンネリズムへと導く

まさに 今が ピークと言えるだろう


tetsu


fukuoka_sm at 23:04|PermalinkComments(0)未分類 

2010年01月21日

反応

突き出された臀部

その中心の敏感な部分

ゴムの先端のノズルが接触する

’部分’は 反応し 前後に躍動する

しばらく接触を続ける

’部分’の要求している事は簡単な事

私はゴムの中間部分を 強く握りしめた

臀部は円運動を始めた


tetsu


fukuoka_sm at 10:03|PermalinkComments(0)未分類 

2010年01月20日

寸分違わぬ女

メールのやり取りは 回を重ねてきた

行間に潜む表現を解読し

相手のイメージを立体に成形していく

容姿 声 表情・・・

発光ダイオードが着信を知らせる

到着したようだ

ツールを携えクルマを降りる 

ドアをノックする

目の前にはイメージに寸分違わぬ女が立っている

彼女の短くも的確な文章

その行間に潜む情報は   

現実の姿を写しだすに余りある情報量であった


tetsu


fukuoka_sm at 13:59|PermalinkComments(1)未分類 

2010年01月19日

シグナル

何か視線を感じる

振り返ると 誰もいないはずのソファーに女が一人

私をじっと見ている

膝から爪先まで 隙なくきちんと揃えられた脚

膝の上には指先が・・・

美しい

縄を持ち彼女の前に立つ

じっと見開かれた瞳孔から送られてくるシグナル

一瞬 膝が動く

一縄づつ ゆっくりと足首からふくらはぎ 膝 太もも へと昇っていく 

容赦なく柔肌に食い込む

彼女の下半身は 完全に自由を失った

全身が 完全に二極化すると同時に 

彼女の心は 開放感に満たされた


tetsu


fukuoka_sm at 01:03|PermalinkComments(0)未分類 

2010年01月18日

視線

ドアが開く

見慣れぬ女が入って来た

私だけが初対面なのだろう 挨拶する姿に緊張はない

女は周りを見回し 空いた椅子に腰掛ける

時折 その狭い空間の向こうから視線が届く

それは注射針の先端同士がぶつかり 空中で停止しているかのような緊張感を有している

時間がそこで停止した

次の瞬間 

立ち上がった私は 数歩で女の前に立った

女は 私を見上げ

一言 呟いた


tetsu


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